グルグル回る フラフラする
考えられる病気
良性発作性頭位眩暈症 突発性難聴(メニエール病 外リンパ婁 聴神経腫瘍など)に伴うめまい
中枢性めまい(脳梗塞や脳出血、脳腫瘍 変性疾患) 循環障害 貧血
どんな人にどんな時に現れるか
天井や周囲の景色が動く回転性めまいや、体がフラフラする非回転性めまいがあります。
回転性なのか非回転性なのか、症状の強さだけで原因を同定することはできません。めまいは目や耳、頭蓋内病変、循環障害、貧血、筋肉や神経病変が原因になります。経過や症状、検査をして原因を精査し治療をする必要があります。
耳性めまいは難聴を伴うものとそうでないものに分類されます。難聴を伴うものは早期に難聴に対する治療が必要となります。難聴を伴わない耳性めまいは薬剤(内服や点滴)の治療とめまいの体操(リハビリテーション)が必要となります。薬剤の治療は症状改善目的の治療で根治的に治療にはめまいの体操が必要となります。
小児でもめまいを呈することがあります。小児良性発作性頭位めまい症など内耳性めまいの可能性や起立性調節障害や斜頸、側弯症、心因性などが原因になることがあります。
また3歳以下のお子様のめまい症の場合めまいやふらつきを表現できず歩く速度が遅かったり転びやすかったり何かおかしいと気づかれることがあります。
診療チェックポイント
- 飲み込みにくさがないか
- 話しにくい感じがあるか
- 頭痛がないか
- 手足のしびれがないか
- 転倒はしていないか
- めまい症状の持続時間はどれくらいか
- どんな時にめまいの症状がでるか